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2020/08/05 19:53

Beamo用 オートフォーカスユニットの取り付け方法についてご案内します。


※ 必ず作業前に Beamo 本体の電源を落とし、電源コードを抜いてから作業してください。


用意する物
■ 六角レンチ (オートフォーカスユニットに同梱)
■ 星型レンチ(Beamo本体に同梱)
■ 細い結束バンド(お客様にてご用意ください)




1. ケーブルを束ねている結束バンドを切る


2. レーザーのヘッドを緩めて外す
ケーブルをヘッドから抜き、高さ調整用アクリル部品を外してから再度ケーブルをヘッドに取り付けます。



3. 六角レンチを使用して、レール上にヘッドを固定している4本のネジを外す


4. カメラとLEDのコネクターを外す


5. 反射鏡を六角レンチで外す
この部品にはバネが含まれているため、取り外す際にバネが飛び出す場合がありますのでご注意ください。


6. オートフォーカスのネジを外す


7. カメラとLEDのコネクターを接続
図の番号の通りに差し込むと、差し込み易くなります。コネクター取り付け後、図のようにケーブルを出しておいてください。


8. ケーブルを束ねていた場所にケーブルを集め、結束バンドで固定
先に片方の穴から結束バンドを通し、ケーブルを括ってからもう一方の穴にバンドを通すことで、結束し易くなります。




9. オートフォーカスユニットをセットし、先程外したネジで固定


10. 第3反射鏡を戻す
ネジは最後まで締める必要はありません。半分程度の締めつけで十分です。


11. レーザーヘッドを一番上まで押し上げる
この状態で、図中の青い矢印のところにあるネジで固定します。
元々付いている焦点用の透明プレートが付いていると、オートフォーカスか正しく動作しないため、ヘッドからエアーチューブを外し、アクリルを取り除いてください。また、手前側にはカメラがあるため、ヘッドに繋がっているケーブルは図を参考に右側へ逃して設置してください。
※ 必ずノズルとセンサーの高さが一致するように調整してください。


12. 光路の調整が取れているか確認
光路の調整方法は、同梱のマニュアルP62をご参照ください。

13. オートフォーカスのカバーを戻して終了



オートフォーカス操作方法


次に、オートフォーカスの操作方法についてご説明します。

本体左側に付いているボタン(図中の赤丸部分)を2回押すと、素材の高さを計測します。
センサーが画像下の方にある突起の部分(図中の青い四角い部分)を素材に当て、計測します。


専用ソフトウェア「Bean Studio」操作時、メニュー「編集」> 「ドキュメント設定」からオートフォーカスを「ON(有効)」にしてください。
※ 「Bean Studio」の画面は、バージョンにより異なる場合があります。


このボタンを長押しすると、レーザーヘッドのリセットになります。
何らかの理由でノズル部分を下まで下げたい時は、ボタンを長押しして下げることが出来ます。
※ この際、プラットフォームを外しておく必要があります。


「Beam Studio」上でオートフォーカスを「ON(有効)」にすると、下記のチェックボックス「Focus Adjustment(オートフォーカスを調整する)」が現れます。
「Focus Adjustment(オートフォーカスを調整する)」チェック後に表示される数値入力用ボックス「Height(高さ)」に素材の厚みを入力することで、目的に合った高さに自動で調整されます。
※ 入力されている数値が優先され、オートフォーカスで計測した値は使われません。
※ 細かい高さの設定を行う場合、こちらのボックスに数値を入力することで、マニュアル操作で高さ設定を行うことが出来ます。


更に、チェックボックスをチェックした状態で、実行回数を複数回(図中の赤丸部分)に設定すると、図中の青丸の入力欄(Z Step)が現れます。こちらに適当な数値を入力すると、実行回数が増えるたびに数値分ノズルが下がり、加工を行います。
これにより、通常よりも更に深く加工を行うことが出来るようになります。


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